E-3後継機は、救世主になり得るか?

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E-1+ZD14-54mmF2.8-3.5(前貼ったような気もする)

まず無理だね。そんなことよりGF1がまだ売れている。あのEOSkissに現在唯一対向し得る存在だ。理由が分かり過ぎて怖い。
もし私が「オリンパス萌え〜」とかいう人間じゃなかったら買っていたかもしれない。かもしれないであって、GX200の存在があるかぎり必要無いわけだが。
売れっ子芸人パナソニックに対し、一発屋オリンパスはどうすればいいのだろうか。

カメラ界の王者は、他ならぬキヤノンだ。EOS、IXY、Gシリーズは、例外無く売れっ子だ。まあオリンパスの一眼と、リコーのコンデジを愛してやまない偏屈野郎の意見としては、「最強」とだけ言っておこう。どこのカメラを買えばいいかと聞かれれば、間違いなくキヤノンと答える。でもそれはトヨタの車を買うように、まるで面白みの無い答えだ。
ある程度写真が好きなカメラオタクだと、ニコンのデジタル一眼が対抗馬となる。が、ニコンのコンデジは産廃に近いものが多く、キヤノンの敵では無い。
そんな王者の存在を脅かすのは、老舗のカメラメーカーでは無く、笑売(誤字にあらず)の国からLUMIXという名前を引っさげてやって来た、パナソニックだ。
マイクロフォーサーズという一眼カメラをコンデジ化、つまり家電化可能な規格は、まさに家電メーカーの十八番。L1、L10の存在を忘れさせるほどのバカ売れで、一気に一眼界のトップに躍り出た。
関西出身だけあってキャッチコピーにはいつも爆笑させてもらうが、商品は本気だ。
G1を発表された時、分かってないな〜と思ったが、実際に触って見て納得。これが家電メーカーの実力か…。
その後、ハンディカム以上の動画性能を持っちゃったGH1、E-P1を一晩で過去のものにしちゃったGF1と、ヒット商品が続く。

さすが家電メーカー、基本的な技術力が高い!これだけの技術があれば売れてしまうのは当然かもしれない…と、書こうとして、ソニーを見て思い止まった。

パナソニックの強みは何なのか。ズバリ言ってしまえは、必要な時に必要なものを必要な性能で出していることだろう。つまり、商売が上手い。
E-P1オリンパスとしては久しぶりのヒットだったが、短命に終った。先に述べたように、GF1があっさり抜き去ってしまった。
E-P1の悪かった点は、外見だけだったこと。性能や操作性といった、カメラの生命線とも言える部分が弱かった。私が画質で劣るGX200に拘るのは、性能と操作性の高さだ。広角、マクロ、高度なマニュアル撮影。出てくる写真はより安価な最新コンデジに劣るが、思い通りに使えて、ストレスを感じないカメラはそう無い。
でもオリンパスがもともと外見だけを重視するメーカーだったかと言えばそうでも無い。かつてのOM-1は、小型化しつつも操作性は第一に考えられていた。デジタルになっても、E-1は素晴らしいカメラだった。全てが考えられたボタン配置。フラッシュ補正はちと面倒だが、撮影に不便しない。その後E-3でより洗練され、E-30で完成されたと思っている。完成度の低さが最近のオリンパスクオリティ。

カメラ情報サイトでは、そろそろE-3の後継機が発表されるそうだ。これがかつてのオリンパスの栄光を取り戻す救世主となり得るか…。

パナソニックのG1後継機にあっさり抜かされるに一票。

追記
この記事書いたあとにオリンパスマイクロフォーサーズのリーク写真見たけど、まあなんだ、悪い意味で予想通り。マイクロフォーサーズへの移行は、ほぼ絶望的となりつつある。