SPDでスピーディー

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OM-5+OM24mmF2.8

先週はブロンプトンで通勤しましたが、今週からはロードバイク。先週ロードバイクで通わなかったのはロードバイクのペダルがSPD-SLペダルだったから。
分かる人は分かると思うが、SPD-SL用の靴は歩行は困難。通勤中"確実に"寄り道する身としては、SPD-SLは辛い。SPD-SLペダルは普通の靴でも踏めないことは無く、それで街乗りはこなせるが、まあ5キロ10キロならともかく、20キロ40キロは辛い。ということで、通勤用に交換しました。
今回交換したのはMTB用のM324。片面が普通の踏み面なのが特徴。ロード用のA530もあるが、あれを踏むぐらいならSPD-SLの方が踏みやすい。SPDシューズでA530の踏み面を踏むと、SPDの金具が当たって嫌なのだ。
スポーツ自転車に乗っていて、ビンディングを悩んでいる人は早いとこ変えたほうがいい。全然走りが変わるよ。
以下詳細。

SPDってなに?という人のために説明すると、ビンディングシューズといわれるもので、ペダルと靴をくっつけてしまうもの。ペダルを回すとき普通の靴では「踏む」しかできないが、くっつけてしまえば「引く」ことができる。その結果、普通に漕ぐよりも効率よく漕ぐことができる。
世界最大のシェアを誇る日本のシマノ社は、二種類のビンディングシューズを出しており、一つはロードバイク用のSPD-SL、そしてMTB用のSPD。両者の違いは靴とペダル。
今回はSPD-SLからSPDへの切り替えなので、靴も新調。

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手前が今回導入したSPDシューズ。後ろにいるのが今まで使っていたSPD-SL。SPD-SLシューズに比べると、SPDはずいぶん普通の形である。
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裏から見ると違いはさらに一目瞭然。左のSPDはソールの中に金具があり、それがペダルに接続される。一方SPD-SLは、三角形のパーツがペダルに接続する。こんなものがあるので歩くなんてとんでもない。歩くときはこの部分しか設置せず、またソールはすべてプラスチックなので滑る。せいぜいコンビニで買い物をするのが一杯一杯だ。歩くときは脱ぐ。賢い人はスリッパを持ち歩く。もう靴としての役目をなしていない。
反面SPDは歩けるように作ってある。今日一日歩いてみたが、歩けた。が、ごつごつした場所では金具が引っかかる。また、もともと自転車用なのでソールは硬い。普通の靴に比べると歩くのは快適とはいえない。が、歩ける。これ重要。
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靴にはもともとこのようなカバーがついており。
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外して金具を取り付ける。とりあえずつけただけなので、位置はまだ調整中。右足は固まってきたが、左足はもうちょっと微調整が必要か。


SPD-SLに比べると接合部が小さくなったので、やっぱりダイレクト感は低い。が、ビンディングであるかないかは全然違う。スポーツ系の自転車に乗る人はビンディングペダルは必須だ。
が、町乗りでまったり乗るには邪魔。突然人が飛び出してくるので、ペダルと靴が繋がったまま速度がゼロになったら、足が外れず自転車と一緒に転倒する。慣れない人に一言助言しておくと、止まる可能性があるときは外しておけ。自転車と一緒にこけると、肉体的にも精神的にもかなり痛いから。
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