E-P1と私の未来設計図

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E-P1を端的にあらわすなら、「出来の悪い息子」である。やっぱり問題点が多いカメラで、絶対に所有者に媚びない。つまり使いづらい。これを「欠陥」とみるか「愛嬌」と見れるかで評価が分かれるところ。
なかなか気に入ったので、マイクロフォーサーズでシステムを組んでみたい。とりあえず欲しい物、それは…。

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やっぱりレンズでしょう!17mmF2.8パンケーキだけではどうしても狙えない被写体はある。広角レンズはともかく、もうちょっと望遠が欲しい。一時期ズームレンズを買おうかと思ったが、なんとなくしばらくは単焦点で頑張りたい。


となるとパラナイカの45mmF2.8しか現在選択肢がない。これだと17mmF2.8パンケーキとF2.8コンビの完成となる。うん、いいかも。ただ、悪くないが、イマイチ外観が気に食わない。やはりベストマッチなのは元祖ペンFの標準レンズの、38mmF1.8。焦点距離も換算74mmという微妙な中望遠で、画質もF4ぐらいに絞ればまあ使えないことも無い。当分はこれで頑張って様子を見たい。まあどちらにしてもマクロは欲しいので、オリンパスマクロレンズを発表しない限りは買うだろう。
ただしE-P1は今後もパンケーキが主力。35mmの画角を身に付けたいのだ。
レンズといえば、マイクロフォーサーズのレンズはどれも安っぽい。ボディの質感にはこだわっているようだが、レンズとのギャップにはいつも閉口する。もうちょっとボディと同じくらい質感にこだわったレンズがあっても良いのではないだろうか?マジで。
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マイクロフォーサーズ企画ですっかり無視されているのが外部フラッシュ。需要が無いためだろうが、一眼時代の大型フラッシュしかラインナップに無い。いや、あるにはあるけど…。
OLYMPUS エレクトロニックフラッシュ FL-14

OLYMPUS エレクトロニックフラッシュ FL-14


フラッシュの必要性はE-P1発表時にいろいろ議論されたが、あるに越したことは無い。E-P1にはフラッシュは搭載されなかったが、その代わりとしてFL-14という小さな外部フラッシュを新たにラインナップに加えた。FL-20よりもガイドナンバーが小さく、バウンスもできない。
かといって、本体より大きく重いFL-50RはE-P1には明らかに不釣合いだ。一回り小さなFL-36RもE-P1には重過ぎる。使うと分かるが、カメラを持つよりフラッシュを持ったほうが楽という奇跡が体験できる。まあそれだけE-P1が小さくて軽いわけだが。
ニッシンデジタル Di466 フォーサーズ用 ホワイト 正規品

ニッシンデジタル Di466 フォーサーズ用 ホワイト 正規品


もっと小さいフラッシュは無いものか…。ということでニッシンが発売している白いフラッシュ(黒もあるけど)。おそらくフォーサーズとしては社外製フラッシュは初めてのはず。横にバウンスできないのがネックだが、E-P1には許容範囲の大きさだろう。
ただ、そこまでしてフラッシュが欲しいか?と言われると、まあやっぱりフラッシュは内蔵でいいから欲しかったね。内臓でよければFL-14でも能力的には問題ないわけか。もし買ったら「根性バウンス」できるように改造しよう。
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E-PL2に買い換えれば内臓フラッシュもあって問題解決なのだが、E-PL2はE-P系ではなくE-PL系なので、やっぱり廉価機。操作性などはただでさえ悪いはずのE-P1よりも悪い。個人的には、E-PL2は設定を変えずにフルオートで撮るカメラと位置づけられている。露出補正すら面倒ってどうよ?E-P3には期待しているが、E-P1にそこまで不満があるわけではないし、首を長くして待っている。


当初E-P1のレビューをするつもりだったけど、脱線したまま帰ってこなかった。もっとも、結論は最初に述べたとおり。