LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.

f:id:kame-neko:20110618043103j:image

EOS5D2+EF100mmF2.8L

びっくりするほど無個性。プラスに考えれば欠点が無いのだが、かといって褒め称えることは何もない。
画質は悪くない。だが良くもない。寄れるわけでも寄れないわけでも、暗いわけでも明るいわけでもない。
これぞ標準ズーム!ビバ無個性!

というわけで、今日はG14-45mmのお話。マイクロフォーサーズのシステムを拡充させようと考えてきたが、マウントアダプターで遊ぶばかりで、肝心のマイクロフォーサーズ用のレンズはパンケーキ一本である。単焦点だけでも意外にもそこまで不便していないが、けどズームレンズはやっぱりあると便利である。長らくM9-18mmを狙っていたが、同じような画角のEF17-40mmF4Lを勢いで買ってしまい、一つ勉強した。まずは標準ズームレンズを買いなさい、と。

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6-BLK

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6-BLK



オリンパスは古いM14-42mmと新しいM14-42mmの二本の標準ズームレンズを販売しているが、どちらもデザインが絶望的に悪い。元祖フォーサーズ竹以上のレンズの格好良さはどこに行った…。
OLYMPUS PEN用 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

OLYMPUS PEN用 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6


見れるレベルに達しているのが高倍率ズームレンズのM14-150mm。だが、大きさはともかく最強の高倍率ズームレンズであるパナライカ14-150mmがあるので、高倍率ズームレンズってのも芸がない。ということで消去法で残ったのがG14-45mm。
Panasonic LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S H-FS014045

Panasonic LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S H-FS014045


感想は冒頭に述べたとおりだが、久しぶりにレンズを買って何も感動しなかった。無個性っぷりが半端無い。かといって欠点が何も無いから批判のしようがない。開放からバリバリ使えます。
f:id:kame-neko:20110618043918j:image
EOS5D2+EF100mmF2.8L

買っておいて言うのもなんだけど、マイクロフォーサーズは無理にズームレンズを使わなくてもそこまで不便していない。悪名高い17mmパンケーキもそこまで悪いレンズではないし、MMF-2の導入でZD50mmF2マクロが使えるようになっている。14mmの広角側はパンケーキで、45mmの望遠側は50mmマクロがいる。そもそもズームレンズはパナライカの14-150mmがあるのでなんとかなるっちゃなんとかなる。
けどまあハンドリングは上々だし、AFはぼちぼち早いし、画質も悪くない。繰り返すが、弱点らしい弱点は無い。とにかく無個性なのだ。
このレンズだけでぶらぶら散歩してみたが、うん、悪くない。が、実際使うのは14mmと45mmだけで、間を使うことはあんまり無かった。換算28mmは使い慣れた画角なのですぐに被写体との距離がつかめるし、換算90mmも100mmと大差ないので使いやすい。ズームレンズは使いやすいんだけど、ちょっと面白みに欠ける。あって邪魔にはならないけど、やっぱりマイクロフォーサーズはコンデジじゃないんだから、単焦点でいきたいな、と思った。最近発表された25mmF1.4も非常に興味あるのだが、ライカって割にはびっくりするほど安っぽいのはなぜ?

一方、いよいよオリンパスが動き出すらしい。期待して待ってます。


<総評>
小さなズームレンズが欲しい!という人は、素直にXZ-1を買いましょう。ボケ量は大体一緒で、圧倒的コンパクト。かゆいところに手の届きそうで届かない操作性と、毒にも薬にもならないデザインが受け入れられれば良いカメラです。