紅葉、そして落葉

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E-P3+ノクトン25mmF0.95

昨日は仕事がお休みでした。というか横浜に出張中で、朝と夜だけ仕事で日中はフリーという微妙な休み。ぶっちゃけ家に帰ることもできたが、家に帰って職場に戻るのも面倒なので、横浜をぶらぶらしてました。こういうとき常日頃から折りたたみ自転車(ブロンプトン)を持ち歩いていると便利で、行動範囲はとても広がります。
横浜は月に何度も行くほど行きなれた場所で、大体どこに何があるかは分かっている。ちょうど紅葉が見ごろなので、横浜の名所「三渓園」に行っていました。先週行ったときは生憎色づいていなかったが、今週は昨日書いたとおり真っ赤っか。開園とともに入場し、昼過ぎまでまったりしてました。
この日撮影に行くのは決めていて、バッグの中にはE-P3とノクトン25mmF0.95が入っていました。なぜこの組み合わせなのか。今日はそのお話。

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マイクロフォーサーズのレンズの中で、もっとも気に入っているのがこのノクトン25mmF0.95である。私のレンズ評価基準が「明るくて寄れる」ことなので、このレンズは見事に私にぴったりなレンズなのだ。そして換算50mmという画角は最も好きな画角だ。今日の写真は全てノクトンだが、広角っぽくも望遠っぽくも撮れる万能画角である。
F0.95という数字が示すとおり、いくら撮像素子の小さなフォーサーズといえど開放絞りだと被写界震度は薄く、よくぼけます。フルサイズ判換算50mmF2ぐらいぼけるので、通常使用には問題が無いボケ量です。ただしF0.95という脅威の明るさにボディがついていけないので、保護フィルター代わりのNDフィルターは常用である。ND8は必須。
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ブログだと縮小してよく分からないかもしれないが、絞り開放だと描写はとてもソフトである。好き嫌いの別れる画だが、私は好きです。いまどきのレンズには出せない「空気感」を出すことができます。
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ただしF0.95とかなりムチャな明るさなので、決してボケはきれいではない感じ。とはいっても昔の大口径レンズに比べると随分マシではある。また、少し絞ると急激にシャープになるが、シャープになりすぎないのはいい。解像してるんだけど、どこか柔らかさを感じるから不思議である。
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この日はE-P3の電池が切れるまで撮影しようと思ったが、その前にタイムアップ。E-P3は今日は調子がよく、600枚撮ってもまだ元気でした。ちなみにVF-2は10回に1回程度使用。
この日にEOSでもGXRでもなく、E-P3を持ってきたのには一応理由があり、最後の別れからだ。今年は写真の方向性を決めるために機材を買いあさったが、来年に向けてそろそろ整理したい。E-P3とノクトンの組み合わせは大変気に入っているのだが、この組み合わせの最大の弱点は、大きく重くなってしまうのだ。それならEOSでもGXRでもいい。この日も使っていてそれは痛感し、機材整理の対象である。E-30はEOS5D2へ*1、E-P3はGXRへ、OM-1はライカM4へそれぞれバトンタッチとなる。これで長くお世話になったオリンパスのカメラ達とはお別れとなるわけだ。
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だが、レンズのノクトンは気に入ったのでMマウントのノクトンを導入したい。が、コシナはマイペースにレンズ作っているので、入荷の見込みはたっていないのが痛い。

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葉が染まって散っていくように、私の機材も熟し、手放す時が来た。とはいっても今すぐ手放すわけではなく、来週ぐらいになると思います。名残惜しいけど、右のカテゴリーを見て分かるとおり、増えすぎだからね〜…。
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OLYMPUS マイクロ一眼 PEN E-P3 ツインレンズキット シルバー E-P3 TKIT SLV

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COSINA NOKTON 25mm F0.95 Micro Four Thirds マウント 232013

COSINA NOKTON 25mm F0.95 Micro Four Thirds マウント 232013

*1:E-1はR-D1sへ