NOKTON classic 35mm F1.4 SC

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EOS5D2+EF100mmF2.8Lマクロ

コシナフォクトレンダーブランドから発売中のレンズ、ノクトン クラシック35mmF1.4SCを購入しました。M4/3のノクトン25mmF0.95を知ってから、コシナのレンズの良さを知り、Mマウントレンズに手を出しました。ちなみに私のはSC(シングルコーティング)。シングルコートなので悪条件に弱いのだが、そんなレンズをラインナップ加えているのだから面白い。
外観はどっかで見たことがあるが、気にするな*1。かっちりした作りでMFの感触は極上。絞りリングも半段ずつカチカチと決まります。つまり質感は素晴らしい!
描写は「クラシック」の名が示すように、とってもオールド。けど、性能が悪いのではなく、昔風、というのがミソ。カリカリシャープネスじゃなくどちらかと言うとソフトなのだが、曇ったような描写じゃなくて、フワッとした描写。うん、レンズの味って説明するの面倒だね。理解するな、感じろ。

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コシナ製品は基本的に少数生産なので、入荷は年に数回のみ。市場に出回ったらすぐにいなくなるので、出会ったらすぐに買わないと次に会うのは半年後、というのはよくある話。
APS-C機で使うと標準レンズになるこのレンズ。GXRのMOUNT A12ユニットに付けることでGXRの標準レンズに早代わり。50mmユニットよりも描写は勿論劣るが、F1.4の明るさと、フォーカルプレーンシャッターなので絞り開放でも1/4000秒(電子シャッターなら1/8000秒)のシャッタースピードが使用可能。50mmユニットはレンズシャッターなので、絞り開放だと1/1000秒までしか早くできないので、屋外でNDフィルターが無いと絞り開放はまず使えない。それがMOUNT A12では可能となる。とはいっても、このレンズGXRのために買ったのではありません。もちろんライカのためでもない。そう、現在主力のアイツのためです。ライカやGXRでも使えるというのも理由の一つだけど、ほとんど副次的。

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とはいっても、GXRとのマッチングは最高である。やべえ、格好いい!と一人興奮してました。金属製のフード(別売り6800円)はレンズと同じ質感で素晴らしく、フードを付けても絞りリングなどの操作は阻害されない。むしろ操作しやすくなる。
やはりコシナの物作りに対するこだわりは素晴らしい!久しぶりにいい買い物したと思った。

*1:ライカのズミルックス35mmF1.4(1st)のオマージュ