2月2日現在のカメラ事情

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EOS5D2+OM50mmF1.4

だいぶ古い写真だが、三脚にカメラを乗せてセルフポートレートを撮る友人。撮ってやるよ、という誘いを頑なに断る姿を今でも覚えている。使われているカメラはオリンパスの最イケメンカメラ、E-420。この時代のオリンパス製カメラとレンズはどれもすばらしかった。最近は家電メーカーに押されているが、そこは老舗のカメラメーカーとして頑張ってもらいたい。
ということで、今日はGXRとK-01とか、NEX-7といった最近のカメラ事情の徒然。

GXRのズームレンズユニットが突然発表されたが、普通にでかい。これだとGX1と電動ズームのセットのほうがコンパクト、そして安い。これまでのズームレンズカメラユニットと違い完全新設計で力も入っているが、個人的にはこういう便利ズームはGXRには必要ない。MOUNT A12のような、他のカメラシステムではできないユニットでニッチなユーザーを狙い打って欲しかったところだ。
最大の難点はサイズで、これはAPS-Cセンサーの弱点。APS-Cでズームレンズを作ると大きくなるのはNEXが証明している。なので、ズームレンズカメラユニットなら、ニコンの1インチセンサーとか、フジの2/3とかのがコンパクトにまとまったと思う。調達は無理だろうけど。ところで、カメラユニット以外のユニットって発売するの?


リコーといえば、海外でペンタックスのミラーレスがお披露目された。女子向けのQマウントと違い、今回はKマウントを強引にミーラレス化したもの。マウントを増やさないのはいいが、一眼レフのマウントをそのまま持ってきているので、サイズは一眼レフ。ミラーレス化で必要なくなったミラーボックスのスペースは何に使っているのだろうか?空洞だろうか?それとも夢でも詰まってるのか?



APS-Cといえば、先日NEX-7を触ってきた。印象は良く、優等生な作りだった。トライダイヤルは使いやすかったが、親指が忙しいので、どうせなら前にもダイヤルが欲しかった。操作性はいいが、絞り値などを変えた際一瞬遅れる。E-P3とかに比べるとはるかに優秀なので実用上全く問題ないが、EOS並みのレスポンスを期待していた。繰り返すが実用上全く問題は無い。EVFは優秀で、オリンパスのVF-2を越えている印象。液晶も同じ。発売が遅れに遅れて、そうこうしている間にX-pro1などの対抗機種が発売された不遇のカメラだが、悪くはない。しかしNEXはカメラはともかくレンズが酷いので、ソニーにはレンズの拡充をがんばって欲しいところ。もしミラーレス上位機であるGH2とNEX-7のどちらかを選ぶとすると、これは迷うところ。レンズはマイクロフォーサーズが数、質ともに優秀だが、NEXもボディの良さが光る。マウントアダプターでAマウントレンズが完全な性能を発揮できるのも見逃せない。で答えだが、私ならNEX-7。理由はデザイン。
あと、デジカメWATCHで紹介されていた近接撮影可能なMマウントアダプターだが、あれは良さげ。MマウントレンズをつけるとNEX-7もなかなかイケメンだし、この記事に一瞬NEX-7が欲しくなったが、R-D1の格好良さを見て思いとどまった。


NEX-7といえばX-Pro1だが、結局スルー予定。レンジファインダーにはR-D1があるし、サンプルを見たところ画質もEOS5D2に買っているとは思えない。あとは実際に触ってみないと結論は出さないが、たぶん趣味性ではR-D1に、性能ではEOSを越えられないはずだ。非常に気になるが、様子見。
ということで、次に狙うのは発表が近いと噂されるオリンパスのOM-D改めE-M5。ぶっちゃけE-P3が発表前の噂の割りに残念な出来だったので、今度こそよろしくお願いしたい。発売されたら、たぶんキットレンズに12-50mmが付くんだろうけど、あのレンズは触ってみたところかなり微妙。ライバルのパナソニック電動ズームレンズの出来が凄過ぎるというのもあるが、それ以前にデカイ。E-P3で付いてきた14-42mmIIRもタンスの肥やしだし、最近のオリンパスは標準ズームレンズを作るセンスは無い。もしE-M5の出来がよさそうなら、ZD14-54mmF2.8-3.5IIを買い戻したい。あのレンズは最高だった。そう、あの時代のオリンパスは最高に輝いてた。あの頃に戻って欲しい。
(加筆)
先ほど海外でE-M5の新しいリーク画像が出回っていたが、EVFの上になにかギミックが隠されていそうだ。ポップアップフラッシュでは無さそうなのだが…。
オリンパスはX100のハイブリッドビューファインダーをベタ褒めしていたし、EVFには何かしらの新技術を投入すると宣言している。となると、まさか"あの技術"を実用化したのではと期待してしまう。