E-P1の対抗馬、GF-1登場

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E-30+ZD14-54mmF2.8-3.5

 事前情報通りGF-1が発表された。大きさは数まわり大きいだろうが、外観はまんまLX。なんというか、これぞマイクロフォーサーズ!という感じだ。オリンパスには悪いが、こっちの方が売れると思う。というか、なぜこうしなかったオリンパス
 期待通りGX200と同じような、もしかすると全く同じビューファインダーがオプションに用意。GX200のVF-1はあんまり解像度が良くなく出番が少ないので、もし同じだとすると光学ビューファインダー同様「オマケ」になりかねない。G1のEVFが従来のEVFの常識を覆すほどだったので、あのレベルであることを期待したい。ということで、今日の一枚はGX200の外付けEVF、VF-1。実戦利用は数えるほどだ。一時期写真のようにニコンのアイカップを装備していたが、かさばるので不採用となった。

 今、マイクロフォーサーズがアツイ!というよりパナソニックがアツイ!家電屋のカメラなんて…と思っていた時期もあったが、今やカメラは家電。家電屋が作れないわけがない。
 フィルムから映像素子へ移行し、レンズの設計はよりシビアになった。理由はグーグル先生に聞いてください。従来の35mm判で、今までどおりの画質を出そうとすると、レンズは巨大化していく。現在のフルサイズカメラと、昔のカメラを見比べると分かる通りだ。細かい話は無視する。
 画質を求めるあまり巨大化するカメラ。そこで生まれたのがフォーサーズだ。映像素子を小さくすることでシステムを小型軽量化する!というOM-1の再来のような規格だったのだが、あんまり小さくならなかったのでマイクロフォーサーズが生まれた。
 マイクロフォーサーズの切り込み隊長は松下電器ことパナソニックのG1。初めて見たとき「ダメだこりゃ」だったが、触ってびっくり良くできたカメラだった。性能は必要十分だったのだが、デザインが生理的にダメで購入の予定はない。が、今回のGF-1は全然アリ。むしろE-P1よりまとも。ちなみに私、E-P1買うぐらいだったらペンFを買う*1。GF-1はE-P1と比べ、劣っているのはボディ内手ぶれ補正ぐらいだろう。
 同時にレンズのロードマップも発表。紹介すると、キットレンズとなる標準パンケーキと広角パンケーキ。超望遠とライカブランドのマクロレンズ。そしてまさかの魚眼レンズ。これがすべて出そろえば、マイクロフォーサーズは超広角から超望遠、そしてマクロまで一通り揃うこととなる。
 一方我らがオリンパスは、マイクロのレンズロードマップは出す気はなく、ノーマルフォーサーズもロードマップにはあるが発売されないレンズがあるなど、元気が無い。マイクロフォーサーズの市場をパナソニックに持って行かれたのが痛いか。

 それにしてもマイクロはアツイ!今回新たに発表されたレンズはどれも食指が動いた。GF-1の20mmパンケーキはもちろん、14mmパンケーキも換算28mmと
GRDやDP-1でお馴染みの画角なのでスナップなどには良さそうだ。また100-300mm、換算200-600mmの超望遠レンズの発表も気になる。ノーマルフォーサーズの70-300mmよりも小さいはずなので、ボーエンスキーとしては期待したい。ついでに70-300mmと同じようにマクロ機能があればモアベター。
 すでに発売済みの7-14mmといい、使いたいレンズが大量にあって困る。が、使いたいボディが無いのが考えもの。すっかりパナソニックに周回遅れのオリンパスに頑張ってもらって、OM-1みたいに格好いいEVF搭載機を発売してもらいたい。とにかく頑張れオリンパス

*1:これを書いてすぐに購入してしまった。買ったらE-P1のデザインも悪くないなと思うから不思議