あの日見た光景
E-30+ZD14-54mmF2.8-3.5(驚きの赤さ)
貸していたフラッドヘッドスキャナが、先日返ってきました。ということで、撮り溜めたフィルムをせっせと取りこんでいます。が、面倒極まりないなオイ。気づいたらペンFTのフィルム一本取りきる頃には日が落ちていました。
さて、出来上がった写真を見ると、どれもこれもテンションの下がるものばかり。成功写真が全くと言っていいほどない。勘露出もだいたい外れている。こういう結果を見ると、ああ、自分はまだまだ未熟だな、と感じる。完全にカメラの性能に頼り切っている証拠だ。マニュアルカメラでもちゃんと撮れるようにならねば。
あと、フォーサーズで開放で撮るのが慣れっこだったが、やっぱり古いレンズは絞らないといかんな。F1.4開放は難易度が高い。
PEN FT+PF38mmF1.8(センチュリア200)
今から半世紀前のカメラとレンズが写しだした世界。とっても素朴な画。コントラストもシャープネスも低い。ただ、光が漏れていることもないようなので良かった。でも、描写能力はカビカビのレンズが問題なのかもしれない。それより問題なのは、巻き上げ不良が何度かおこってて、多重露出になっていたことがあった。やはりジャンクはジャンクか?今度はポジフィルムをぶち込んでみたいが、素直にOMで行くべきか?そういえば、トップの写真を撮った時、フィルムでも取っておくかとOM10を引っ張り出した。ちょうどこいつしかフィルムが入っておらず、中身はフジのトレビ、つまりポジフィルムだった。で撮ろうと思って巻き上げようとしたら、レバーが動かない。良く見ると、フィルムカウンターは25を指していた。どうやら撮り終っていたようだ。半年ほどかけてようやく撮り終った。何を撮ったか覚えてもいない。現像が楽しみだ。
PEN FT+PF38mmF1.8(センチュリア200)
それにしても、ペンFTの写真。これいつ撮った写真だよって感じの写真になるから面白い。まあ「味がある」ってのは「下手くそ」を美化した言葉と認識している。精進せねば。
で、現像して分かったのは露出を大きく間違った写真がいくつもあったこと。とりあえずペンFTの露出計は使いにくい。OM-1の露出計も壊れてしまったし、単体露出計でも買ってみようかと考える。ということで買ってきた。お値段350円なり。LightMeterという、iphoneのアプリです。精度の方はだいぶ正確で、実用可能です。なんというか、なんでもできるぞiphone。