適材適所の自転車運用

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E-330+ZD18-180mF3.5-6.3(自転車入りのカットがなかった)

 抜けるような青空!青い山!赤く染まる木々!綺麗な風を一身に受け、気持ちのいいサイクリング!
 を、したいのだが、まあ最近自転車乗ってていい思いをしていない。根本的に乗る時間がないのもあるが、ぶっちゃけた話ロードにはほとんど乗っていない。大体行くとこには行ってしまった、とも言えるが、言い方を変えると走るところがなくなってしまったのだ。
 でも自転車熱がなくなったわけではなく、今なお煮えたぎっている。部屋の中にいる3台の自転車。そのなかでも青空色の自転車を見ながら、いろいろと思いをはせる。

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 こいつはお洒落だ。いつぞやのパンク騒動でチューブの補充に行った際、店頭にこいつが置いてあった。シングルスピードのシンプルな外観を持ちながら、インター8の実用性。センタースタンドもさまになっている。さすがラレーだ。ちなみにトレントスポーツという車名ね。最近新車種をチェックしていなかったが、出てだいぶたっているらしい。
 で家に帰ったら迎えてくれる3台の自転車。一台はブロンプトン、もう一台はクロモリロードバイク。そしてもう一台が、メリダの元クロスバイク。メリダは初めて買った自転車なのだが、改造に改造を重ねた結果、もうわけの分からない自転車に進化している。
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 ハンドルはこんな感じ。少し前まではしっかりと走りこめるコースがあったので、DHバーを装備していたが、引っ越したため走る場所がない。そのためメリダはすっかり日陰者だ。そもそもベースが町乗りクロスバイクなので、走ろうと思ってもポジション出しが難しく、実に中途半端となっている。
 DHバーのトレーニング用自転車として、少し前までは存在意義があったのだが、今や来客を驚かせる(引かせる)ことしかできない。その時々によって姿形を変えるメリダだが、いい加減車体価格より改造費が10倍を超えそうなので、すっぱり手放す時期なのかな?と思っている。フラットバー化も真剣に考えていたが、ハンドルバー、ブレーキレバー、ブレーキ本体、シフトレバーなどなどを交換すると、2、3万の費用なので止めた。もともとフラットバーの自転車をドロップハンドルに変え、ブルホーンバーとなり、DHバーが追加して、という経緯を持っている。なら逆に戻せば良いんじゃね?という発想は至極当然なのだが、ドロップハンドルもフラットバーも、実は手元にない。というのも、引越しのゴタゴタで親に捨てられていたからだ。なんてこったい。
 そんなこんななメリダ君。しかし思い入れのある自転車なので、スクラップにするのも可愛そうだ。誰かに乗ってもらいたいのだが、生憎私の周りでは自転車ブームは訪れていない。貰い手は誰もいないのだ。ガッデム。
 もはやベース車両も分からない改造車をサイクリーが引き取ってくれるとは思えないし、まあ処分に困っている現状だ。メリダはまだしばらくサイクルスタンドの守り神として居座りそうだ。


 問題は残っているのだが、メリダ後継機を考える。かなりの確立でフラットバーとなるのだが、そもそも冷静に考えればメリダをフラットバーにしなくとも、もっと簡単にフラットバー化できるやつがいる。それはロードバイクのクォークだ。フラットロード用のパーツを使えば、1万円ほどで終了してしまう。だが、あいつはドロップハンドルの自転車としてオーダーしたので、ジオメトリーやらが崩れたらいやだ。あいつは一切手を加えない方向で今後も行く予定だ。
 で話は戻って後継車。メリダクォークのバックアップを考えて、チューブは共通のものを使っている。先日のパンクのときも、メリダのスペアを使えばよかったのだが、急ぎではないので止めておいた。だが、同じタイヤサイズというのは面白くない。そもそも体が小さいので、700Cはちょっと大きい。個人的にはMTB規格の26インチは結構乗りやすい。ということで、後継車にMTBは結構考えている。
 だが、山をそんなに走るわけではない。現在のロードとブロンプトンの間、より快適な町乗り自転車も使いたい。20インチぐらいのミニベロもいいと思う。少し前はGIOSのPANTOが欲しい時期がありました。ミニベロを候補に挙げているもう一つの理由は、輪行がフルサイズの自転車に比べ簡単だということだ。フルサイズの自転車は、輪行の際外したタイヤの行き場で苦労するので、その点ミニベロはその問題が少ない。個人的に考えているのは輪行袋に入れた際、後輪を付けたままでもさほど問題はなさそうだということ。後輪を付けたままだと何がいいかというと、リアディレーラーを保護できること。輪行後のリアディレーラーは結構ご機嫌斜めなときが多いので、リアディレーラーの保護は重要なんです。ブロンプトン輪行の味をしめているので、ブロンプトン以外の自転車でも輪行したいじゃん?
 冒頭のトレントスポーツはものすごく魅力的なのだが、内装変速の弱点である、後輪の脱着が面倒なので候補外。やはりスプロケットがないと。

 カメラに莫大な投資をして超金欠なのだが、カメラの次は自転車への投資。生きている限り物欲は止まらない。とりあえずメリダの引き取り先を探さないと…。