二つの目線

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 世間ではGXRの新ユニット、RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VCが発表されました。ボディとセットで5万円。いかが?コンデジセンサーを馬鹿にする人いるけど、コンデジセンサーにはコンデジセンサーの良さがあるよ。被写界深度稼げるのは個人的に大きい。画質云々も、余程大伸ばしでプリントしない限り違いはよく分からん。超えられない壁があるのも確かだが。

 さて、先日GXRを持ってぶらぶらした際、ちょっと面白いことが分かった。何かというと、GX200と撮る被写体が違うということだ。今日の一枚はGX200

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何でこんなものを撮ったのか分からない。思いついたらとりあえずシャッターを切っていた。もともとGX200とはそんなカメラ。「おっ」と思えるものには一眼を出す。GX200は限りなくサブカメラ。だが、そのため思いがけない一枚に出会うこともある。被写界深度の深いコンデジの利点を活かしたスナップシューターだ。
 一方後継機として導入したGXRだが、思いつきで写真を撮ることは少ない。GX200は常にポケットに入っていて、GXRはバッグの中だ。これは大きさと重さから、ポケットでは荷が重い。そのため、ふと目に留まったものも「バッグから出すのも面倒だな」となって撮れない。そうならないためになるべく裸で持ち歩いているのだが、それでもそう変わるものではない。
 下手な一眼よりもしっかりとしたボディは、撮影者をその気にさせてくれる。だが、その気にさせすぎちゃって、半端な写真は撮らせない。そんな魔力を秘めている。インスピレーションに任せるのではなく、自分なりに構図を考えて撮ってしまう。まあ大概劣化してしまうのだが。
 もっとも、S10 24-72mmは50mmマクロを使うために封印しているので、そっちならGX200と同じ運用ができるだろうか?いや、違うだろう。やはり、根本的に性格の違うカメラなのだな、という感想だ。ちなみに、それが悪いかどうかはどうでもいい。ふと気づいたからつぶやいただけです。

GXRGX200よりも本気度が高い。A12 50mmマクロの性能は一眼と同等かそれ以上なので、使いこなすために本気になってしまう。しかし、以前も述べたが液晶越しに一つの被写体を追っかけるのは慣れてない。慣れてないし、なぜか恥ずかしい。やはりファインダーは必要だ。特にマクロ域のオートフォーカスは、信用ならないというより当てにならないので、マニュアルフォーカス前提だ。ちなみに、A12 50mmマクロがどのくらいすごいかというと、
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 なんてない花壇を撮って
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 下の花のピクセル等倍で切り出したのがコレ。微妙にピントがずれてボケて見えるが、なんとなくでも凄さが分かれば幸いです。ということで、しっかりホールドしてピント合わせられるように、VF-2いっとくか俺?まあ金が無いから無理だけど。


 ということで、RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC6月上旬発売です。LC-2付くならHA-3付くよね?