自分の居場所
E-P3+NOKTON 25mm F0.95
実家に帰ってました。やっぱり住み慣れた土地は過ごしやすいね。流れる時間の早さがぜんぜん違ってビックリ。
E-P3+MZ 17mm F2.8
私の田舎は高層ビルが当たり前な都会と違い、3階建て以上の建物はほとんど無い。
E-P3+MZ 17mm F2.8
おかげで空が窮屈な都会と違い、空は見たい放題だ。ということで、思いつきで写真右上にある山に登ってきた。
E-P3+NOKTON 25mm F0.95
子供のころちょこちょこ登りに来ていたので慣れたものだ。登山ルートには整備された登山道と、未整備の自然道があるのだが、久しぶりなので整備された登山道を進む。
E-P3+MZ 17mm F2.8
整備されている、とはいっても申し訳程度である。崖が崩れているところもあれば、倒木していることろもある。不思議なことに登山中、他の登山客にはすれ違わなかった。散歩コースにしている人も多いので、普通であれば何人かすれ違うはずだが、この日は誰ともすれ違わなかった。
E-P3+MZ 17mm F2.8
そして登頂。子供のころはホイホイ登っていたが、久しぶりに登ると息も上がるものだ。久しぶりに登頂者記録簿に名前を残す。頂上には何人か人がおり、挨拶を交わす。息も落ち着いたところで下山を開始。すると登山中は全く出会わなかった人ともすれ違う。元気な少年たちから歩きなれた老人まで、それぞれのペースで登っていく。昔と変わらない光景に、なぜか嬉しくなる。でも、自分はもうここの住民ではないのだな、と、少し寂しい気持ちも感じた。
E-P3+NOKTON 25mm F0.95
関東に帰ってくると、満員電車でお出迎えされ、乗り継ぎの際人身事故で待たされる。すぐにダイアは復旧し、再び満員電車に押し込まれ、アパートへ帰る。アパートに帰ると、不思議なことに安心した。なんだかんだいって、ここが一番落ち着くのだ。思い出の場所と現実の場所。意外にも心休まるのは後者だった。
そして、部屋の隅にある仕事バッグをみて、自然とこんな言葉が漏れてしまう。
「よし、明日も頑張ろう」