ブロンプトン Mk-2

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R-D1s+ノクトン35mmF1.4SC

ちょっと前の記事で、「ハンドル周りに手を加えよう」と言ってたように、手を加えてみました。
ポジションなども見直し、これまでの「まったりポタリング自転車」から「がっつりポタリング自転車」にグレードアップ。
だいぶスポーティーになってしまったが、個人的にスタイリングは気に入っています。

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実はちょくちょくパーツが変わっていました。リアショックをただのエラストマから加茂屋のサスペンション「ジェニーサス」に、折りたたみクランプも加茂屋製に変更していました。ジェニーサスについてはかなり良かった。標準のリアショックはただのゴムなので、段差があるとガツンと衝撃がきた後、しばらくグネグネとなったりと、とにかく常にフワフワしたような感触だ。一方ジェニーサスは、段差があるとガツンと衝撃が来て、それで終わり。衝撃を一回で受け流してくれる。走っていてもフワフワすることなく、カッチリとした乗り心地になる。かといって乗り味が硬くなることもなく、非常に上品な乗り味になる。同じ道を走っていても「あれ?ここって路面こんなに良かったっけ」と錯覚するほど。和田サイクルのフロントキャリアと同じくお勧めできるパーツ。
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安っぽくて剛性の低い純正ブレーキレバーが嫌だったので、信頼のシマノ製ブレーキレバーに変更。昔はTIAGRAは安っぽいイメージが強かったが、最近は質感も上位グレード並みになってきた。シマノ製品の良さはありすぎて困るが、性能はもちろんのこと、なにより整備性の良さ。長く使うならシマノパーツが最高です。

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ちなみにシマノ製品の弱点は説明書。このブレーキレバーはなんとVブレーキにも対応しているのだが、この辺の切り替えが一瞬分からなかったが、なんとか解読できた。TIAGRAがVブレーキに対応してるってのは、クロスバイクに対応させているのだろうか?
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作業中の一幕。レバー交換によりブレーキをかけたときの「カッチリ感」は大幅に上昇。純正だと握るとたわむが、そんなことは無い。この写真の主役は二つ。まず一つがシフトレバーにWレバーが使われていること。そしてハンドルがまだ純正のM型ハンドルだということ。
そもそも今回の改造の主役はシフトレバーにあった。あの安っぽくて整備性の悪いシフトレバーを何とかしたくて、Wレバーとハンドルマウントを購入。ブレーキレバーなどはそのオマケであった。このときはまだハンドルの変更は考えていなかった。Wレバー化で試しにワイヤーを通してみようと思ったが、せっかくなのでシフトアウターを交換しようと思いついた。確かパーツボックスに予備のアウターケーブルがあったはず、と、パーツボックスを漁っていて、それと出会ってしまった。それがフラットバーだ。そこから早かった。
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あれよあれよとパーツ交換が進み、何の迷いも無くフラットバー化が終わってしまった。そう、フラットバーは思いつきで交換しました。が、もともと私はブロンプトンを買うならS3Lと思っていたのだが、当時S3LにRAWカラーが無いためにM3Lを買った過去がある。そもそもはMタイプよりSタイプが好みだったのだ。が、MタイプとSタイプはハンドルが違うだけでなく、実はステムも違う。だからハンドルを変えたからといって同じものはできない。しかし、試しにロードバイクのポジションと照らし合わせるとピッタリだったので、なんとかなるだろうという判断だ。あれ?Wレバーは?と思うかもしれないが、残念ながら不採用。やっぱりインデックス式が一番。純正のシフターも横に倒すだけでなんとなく良く見えるので、そのまま続投です。
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ちなみについているグリップはサドルで有名なあのBROOKS製。ブロンプトンにはブルックス製のサドルを使っているが、これがなかなかいい。このグリップはそういったものを作る際にできる廃材を使ったグリップ。つまりお気に入りのサドルと同じ素材のグリップが使うことができる。うっかり見つけて購入したが、これが大失敗。非常に手の込んだつくりで、質感もすばらしい。長さが調整できるのだが、調整方法が非常に面倒だ。スポークに皮のリングを通し、適度な長さになったらスポークを切って、スポークニップルで固定する、というもの。つまり手直しはできないし、調整も難しい。かといって調整しないと使い物にならないし、というように、非常に使いづらい。なので取り付けはプロショップにお任せするのが吉。これほど面倒でお値段が1万円を越すというのは、廃材を使っている割りにかなり割高である。国産の皮グリップが合皮とはいえかなり安いことを考えると、お勧めできない。非常にスタイルは気に入ってるが、個人的にはやや太め。もうちょっと細いのに交換予定。
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今回の改造で唯一の問題は折りたたみ。折りたたみに支障が出ないような改造を心がけたが、どうしてもブレーキワイヤーとフロントフォークの干渉が避けられなかった。いろいろなパーツで干渉を避けようとしたが駄目で、とりあえずアウターにかなり無理な力がかかるが、我慢してもらおう。あと、サドルバッグも新調したが、これも厄介で、純正よりも後ろに飛び出すので輪行カバーに納まりにくい。サドルを斜めにすることで解決できるが、しばらく様子を見よう。

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細かい変更点といえば泥除けの先についているマッドフラップがVIVICRAFTの皮製に変更。そんなこんなでだいぶ理想的な形になってきた。
今回の改造で最大の変更は他ならぬハンドルの変更だ。そもそもなんでこんなハンドル持っているかというと、私が始めて買った自転車、メリダのクロスバイクについていたもの。その後ドロップハンドルになったりブルホーンになったりで、初めについていたフラットバーはパーツボックスに眠ったままだった。3年ぶりだろうか?こうやって日の目を見るなんて夢にも思わなかった。尚、ブロンプトンに付けるにあたって、両端を5cmずつ切断している。ちょっと切りすぎた気もする。
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ついでにクランクを44tから50tに戻している。時折44tではギアが足りないと感じるためだ。特に今回乗り味がスポーティーになり、より重いギアが踏めるだろうと思ったため。確かに重いギアを踏んだ際に踏ん張りが利くようになったが、改めて50tで坂を上ると結構きつい。平地なら50tで何ら問題は無いが、やはり上り対策で44tがいいようだ。形は50tの方が好きだが、背に腹は変えれないか。
ポジションが変わり、ハンドルに体重を預ける割合が増え、振動がいつも以上に手に伝わる。ポジションだけでなく、変更したのがアルミハンドルというのも問題の一つだろう。振動対策にクロモリやカーボンの採用も考えてみる。また、ポジションの変更でバーエンドバーも欲しくなった。今はバーエンドが取り付けられないほどハンドルをカットしたので無理だが、この辺はデザインと相談したい。
M型ハンドルでは似合わないサイコンも似合いそうで、ついにブロンプトンにもサイコンを搭載するかもしれない。他にもペダルも変えてみたいなど、変な欲が沸いている。
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ローラー台の上で調整中のブロンプトン。ポジションのおかげか、前よりもローラー台に乗りやすい。それどころかロードバイクより乗りやすい。いい感じである。さしあたってはまだこの状態も調整中で、変更したワイヤリングなどで微妙に不具合が出ている。ブレーキの利きも調整中だし、まずは現状を完成させたい。