ありがとうGX200 使い続けて一周年

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E-30+ZD14-54mmF2.8-3.5II(前も同じ構図で撮った気がする)

 相棒。そんな言葉がしっくり来るカメラだ。今年もたくさん活躍してもらった。
 何度も書くが、GX200は素晴らしいカメラだ。高感度性能だけが泣き所。しかしそんなもん根性でどうにでもなるから問題ない。
 写真を撮るわけでもないのに、外出のときはいつもポケットに忍ばせている。そんなとき、ふと思いがけない写真が取れることもある。
 IXYでは味わえなかった「コンデジだから撮れる世界」というものを見せてもらった。もうこいつ無しでは写真は撮れない。
 来年も頼むぜ!

 GX200を買うのには紆余曲折があった。GX100の時代から気になってはいたのだが、レンズキャップ式だし買おうとは思わなかった。そこにGX200、そしてLC-1の登場。ぐらりと心は揺れたが、ちょうどそのときマイクロフォーサーズ企画の発表。現在のE-P1が発売したら、コンデジ代わりなるかも?という期待の元我慢していたが、いい加減我慢の限界で、去年購入した。正直、E-P1を見たとき、買ったことは間違っていなかったと感じた。
 兄貴分であるGRDに比べ愛用者は少ないとは思うが、GX200はズームレンズだし、ワイコン、テレコンを使えば換算19mm〜135mmまでカバーでき、撮れる世界は多用だ。まあズームレンズだからこその弊害は少なからずあるが、GX200を買う人はその辺分かって購入すると信じてる。
 なお、現在GX200のライバル機としては、パナソニックのLX3、キヤノンのS90あたりがある。LX3は「レンズキャップ式かよ、ステップズームもないし、下らん。レンズは明るいが、明るいだけで解像感無いじゃん」と思ってる。S90は「背面のホイールに節操が無い。ホットシューが無いってやる気ねーなオイ」と思ってる。つまりGX200最強。
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E-30+ZD14-54mmF2.8-3.5II(部屋の中を動き回るGX200)

 高感度性能とか言う人はゴリラポッドぐらいポケットに忍ばせとけ。

 しかしなんだかんだ言って古い機種。客観的に見ればキヤノンのS90にあらゆる面において負けている。デジタルの進化は早い。兄貴分のGRDは2から3になった。しかし、GX200GXRへ奇跡の超進化をとげてしまった。悲しいが、GX300は登場しない。GXはGXで残してほしかったのだが、リコーはGXRを頑張るそうなので、まあ頑張ってくれ。オリンパスマイクロフォーサーズのように、一歩後ろから生暖かい目で応援してます。
 根性でE-330を使っていたときのように、いつか性能の限界が来る。現在でもまあ高感度性能とかかなりヒーヒー言っている。この「いつもポケットにあるカメラ」というポジションのカメラを、今ではなくとも、いつか更新せねばならない。もし今更新を迫られたら、まあ妥当にGRD3だろう。ズームはできなくなるが、まあしょうがない。
 ところが、GX200がもしなくなるとなると、結構大変な事態なのだ。現在E-1、E-30の一眼は最も広角で換算28mm。オートフォーカスのマクロレンズは保有していない。そう、広角レンズ、マクロレンズを導入していないのは、GX200があるからなのだ。もし無くなってしまえば、レンズを補充せねばならない。もちろんレンズを買えばいいというわけではない。テーブルフォト、物撮りの際、GX200は大活躍だ。というのも、映像素子が小さいからだ。映像素子が小さいことは悪のようにも言われるが、あらゆる被写体にそれが適用するかといえばそうでもない。映像素子が大きいと、ボケる。そう、ボケてしまうのだ。小さなものを撮るときは顕著だ。フォーサーズでも絞りをF22にしてもボケるときはボケる。というかそんなに絞ると回折ボケる。つまり、物撮りにはコンデジ最強なのだ。今日の一枚もE-30で撮ったのだが、絞ったのだがばっちりボケてる。フォーサーズでボケるのだから、フルサイズ使いはどうしてるのだろうか?

 まあこのように、GX200はかなり重要なポジションに位置している。けどいつかは別れねばならない。そのとき、こいつの代わりがなんなのか。それはそれで楽しみだ。