EXIFは怖い？
「ブログで写真を公開したら、住んでいるところがバレた」
こんなことを言う人があなたの近くにいないだろうか？私は知らない。
ともかく、ネットサーフィンしていると時々ブログで「EXIFデータは危ないから消して公開しましょう」なる内容を見るが、それを見るたび鼻で笑う自分がいる。
今日はみんな大好きなEXIFを語りたいと思う。
そもそもEXIFってなんぞや？
写真をやっている人には当たり前だが、デジカメで写真を撮ると、画像と一緒にEXIFというデータが付与される。ちなみによみかたは「いぐじふ」のはず。何の略かは忘れた。この中には「カメラのメーカー」「カメラの機種」「シャッタースピード」「絞り値」などなど、多くの情報が記されている。もちろんこれは、携帯のカメラにも言えることだ。
だが、写真に疎い一般ピープルはこのことをあまり知らない。EXIFには撮影時の時間も残る。その人がいつどこで何をしていたのか、容易に調べることができてしまう。
特に、最近のGPS付の携帯は要注意だ。
例えばふと部屋の写真を公開したとしよう。だが、その写真にはジオタグといって、EXIFには位置情報が記録されているかもしれないのだ。それを調べれば、部屋の場所など容易に特定できてしまうのだ！
というような内容が時々散見されるが、個人的にはざまあみろ、と言いたい。言わせてもらうと、機械を使うはずが機械に使われているようなものだ。
デジカメは便利であるが、便利すぎる。それは使用者だけで無く、他者についても、である。
てかEXIFっていらなくね？ということで、悪用を避けるために、写真を公開する際にEXIFデータを削除するのを勧めるサイトもある。
ところでこのブログはどうしてるかというと、完全に公開している。というのも、EXIFを公開するのがマナーかな？と思っているからだ。
このブログで写真を掲載する際、写真の下に「撮影したカメラ」と「撮影したレンズ」が書かれている。ちなみに今日は訳あって載せてないが、これは参考にしたブログがそうしていたからそうしている。
写真を始めた初期、どういうカメラ、レンズで撮影しているのか、そしてどういう設定で撮っているのか。それを知るのに、そういう情報は大変参考になった。なんで、このブログでも一応載せてる。参考にはならんだろうが。でも絞りとかも載せたいのだか載せていない。単に面倒だからだ。でも、知ろうと思えばアレがあるし。そう、EXIFが。
写真がデジタル化して進化したことに、EXIFの存在は大きいと思う。絞り、シャッタースピードなど、多くのことを記録しているので、撮影後の参考になる。昔のフィルムカメラみたいに、右下に撮影日を記載しなくてもいつの写真がわかる。昔の写真を見ると、ほとんど設定を変えずに撮っていたのが分かる。露出補正を変えるようになり、ホワイトバランスに気づき…と、EXIFを見るだけでも面白いものだ。
と、いう風に、EXIFってすごい便利だと思うわけ。EXIFは僕らの仲間。消すのでは無く、積極的に見るべきだ。
ちなみに本日の画像はiphone3gsでの一枚。iPhoneは撮影時に位置情報を記録するので、それがどこで撮ったのかが一目瞭然だ。画像はとある居酒屋のとある料理。なかなか美味しい店だったが、EXIFを元に楽に特定できる。便利な時代だ。
だが、この画像にジオタグがちゃんとついている保障は無いのでそこんとこよろしく。
