カメラ徒然 E-P3を予約しない理由

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EOS5D2+EF100mmF2.8L

仕事やローラー台を回すのに必死になっている間に、カメラ業界はいろいろと変化が起きた。E-P3の登場、そしてリコーによるペンタックス買収。
E-P3については買うだろう。12mmF4と一緒に。けど予約はしない。E-P3には、予約できない致命的な理由があるからだ。

とても大きな独り言だが、フィルムカメラ熱が再燃している。OM-1の露出計が壊れてからOM-2を主力で使っているが、やっぱり、フィルムで撮るとなぜか面白い。OM-2は一眼レフとしては小型の部類だが、ずしりとくる重みはその気にさせてくれる。被写体を前に、構図を決め、ピントを決め、絞りを決め、シャッタースピードを決め、シャッターを切る。デジカメではボタン一つでできることを、馬鹿みたいに人力でやる。そんな無意味なことを楽しめるってのは、やっぱり好きなんだな〜と感じるしだい。部屋の中で自転車乗ってるのと同じだ。
閑話休題。E-P3発表時、概観を見た第一印象はあまりよくなかった。E-P1に似た外見だが、E-P1とは違う。E-P1に見慣れているせいで、微妙に違うE-P3に違和感を覚えた。右肩に移動したモードダイヤルも初めは悲観的だったが、見慣れればシャッタースピードダイヤルみたいで格好良く見えてくる。オプションで大き目のグリップも用意されているようで、これで重いレンズが扱えるようになるか?パナライカ14-150mmとか。
同時発表の12mmF2は、金属製でMFの切り替えもワンタッチだったりで期待大。E-P3はもしかしたら買わないかもしれないが、これはまず買う。買うといえばFL-300Rも。FL-14の産廃っぷりから大きな進化。さすがにFL-50R、FL-36Rはマイクロフォーサーズには大きすぎる。全部買うとすると合計20万近く行くわけだが、そこはボーナスパワーだ。
で、予約して買おうと持ったが、残念ながらそうしない。というのも、7月いっぱいは仕事で北へ南へするので、8月になるまで休みが無い。発売から1週間経たないと手元に届かないのだから、もう店頭で触ってから買っても変わらないだろう。奇跡的に売れまくって「次回入荷未定!」なんてことになったらそれはそれで悲しいが、そのときはE-P1に頑張ってもらうだけだ。正直な話E-P1の性能にはそこまで不便していない。でも。12mmF2とFL-300Rは手にしたい。
ペンタックスはとりあえずオメデトウ。HOYAよりもリコーのほうがペンタックスを良くしてくれそうだ。個人的にこれでGXRに、KマウントユニットやQマウントユニットなんかも合法的に作れるようになったわけで、リコーペンタックスの今後に期待。ペンタックスQもどちらかというとリコー寄りの製品っぽいしね。