カメラ徒然 E-P3に期待すること

EOS5D2+A20

昨日書き忘れていたことをいくつか。

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN E-P3 レンズキット シルバー E-P3 LKIT SLV

E-P1はオリンパスのマイクロフォーサーズ第一号機だけあって、多くの欠点を持っている。
まず一つ目がグリップである。とって付けたようにあるグリップだが、とても持ちづらい。グリップがあるに越したことは無いが、これはあっても邪魔である。私は基本的にはカメラにストラップを付けないのだが、E-P1だけは例外的にハンドストラップを付けている。理由はうっかり滑ってカメラを落としそうになるから。軽めのレンズを付けているとまだいいのだが、少し重めのレンズとなると握力が必要になる。カメラの良さは「写真を撮る」能力だけでなく、持ったときのフィーリングも非常に大きなウェイトを占めていると思う。E-P1は金属ボディで質感は良い。が、イマイチ手に馴染まないグリップは撮る気を無くしてしまう。E-410/420のように、ケースがグリップの変わりになれば救いようがあったが、E-P1のケースはその点は無視した構造になっていた。
E-P3はグリップの形状が改められ、さらに大きめのグリップがオプションで用意されているよう。着脱式にしたことで選択肢が増えるのはいいことだ。個人的に期待したいのがサードパーティー製のグリップ。見たところねじ止めなので、製造は比較的楽と思われる。実用的なものから個性的なものまで夢が膨らむ。
液晶も改善された。実物を見るまで有機ELの液晶が見え方がどんなものか分からないが、XZ-1の液晶はあまり褒めれるものではなかった。それでもE-P1よりは良いだろうから期待しよう。あと、液晶のアスペクト比が4：3から3：2へ。それでいいのかフォーサーズ。しかしそれよりも液晶に表示されている情報が問題だ。E-P1はISOオート時、撮影時のISOは分からず、撮影後に確認するしかない。E-P3ではこの辺も改善されているようで、さらに水準器使用時にもシャッタースピードなども表示できるようになった。というか撮影情報か水準器かを選ばないといけないって、どういう神経で作ったんだ。あと、液晶に今の画角、35mm判換算のmmが表示されるようだ。ズームレンズを使うとき、液晶から目を離さずに任意の画角に変えられるわけか。細かいことだが、とても重要な進歩だと感じた。けど、FAST AFの動画だと22mmから70mmにズームしてるけど、そんなレンズあったっけ？フォーサーズだと11-35mmということだが、記載ミスだろうか？
AF速度進化はもちろん、AFイルミネーターが付けられた。オリンパスはかたくなにAFイルミネーターを避け続けたが、ようやく搭載である。いままでもAFイルミネーターはあるにはあったのだが、ほとんど光学兵器だった。知らない人は知らないままでいい。
そんなこんなで期待しているE-P3だが、手にできるのは8月以降。ただ、XZ-1も発売前は買う買う言って買わなかったから、やっぱり買わないこともあり得る。けどXZ-1よりかは買う確立は高い。
買うとしたらレンズキットなのだが、ぶっちゃけキットのレンズはいらない。ボディ単体だと受注生産になるし、パンケーキのついてくるツインレンズキットはもっといらない。キットレンズも質感を増して良くなったが、すでにパナソニックのG14-45mmがいるから必要性は低い。どうせならダブルズームキットにして欲しかったが、40-150mmは秋発売なのだ…。ツインレンズキットのパンケーキも、標準ズームが2回のモデルチェンジをしているくせに未だ変化なし。オリンパスマイクロフォーサーズの看板のようなレンズだから、MSC化や質感の向上など、むしろこっちを改良して欲しい限りだ。銀のパンケーキレンズの安っぽさは酷い。けどキットレンズのモデルチェンジはありがたい。前のが絶望的に悪かったから。個人的にデコレーションリングの存在は目から鱗で、どんどん採用して欲しい。マイクロフォーサーズのレンズは全体的に逆光に強く、フードが無くてもそんなに気にならない。というかそもそも携帯性がウリなので付けるのはコンセプトに反する。そうするとフード取り付けのバヨネット部分がむき出しになって不細工になる。そこにこのデコレーションリングを付ければ万事解決。グッジョブオリンパス！
ボディの色は悩んだ末にシルバーが妥当だろう。12mmF2などが銀色のレンズしか出ないらしく、シルバーのボディなら銀でも黒でもバランスは良いが、黒のボディだとシルバーのレンズは不恰好に思える。E-P2のパンケーキキットを見て思った。
FL-300Rの色も銀だし、オリンパスがシルバーを推すのであれば答えようじゃないか。けど、だったらM9-18mmとかM14-150mmとかもシルバーのバリエーション出せや。