ナウいカメラはスマートフォン

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iPhone4s(photogene)

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120112_503927.html?mode=pc
デジカメWatchの記事によると、ポラロイドからAndroid OSを積んだカメラが発表されたようだ。いい流れである。
写真の楽しみ方は昔とは変わっている。プリントして仲間内で楽しんだのは過去の話で、今やネットにアップロードして、不特定多数で楽しむ時代だ。なので、今のカメラにネットワーク機能はあるべき、というポラロイドの考えか。その考え、嫌いじゃないぜ!

アップロードだけならEye-Fiを使えばできるが、Android OSであれば画像加工アプリも多数あり、自分や他人がアップロードされた写真を観覧することもできる。写真を最高に楽しむことができるのは、純粋なカメラではなく、こういったネットワーク端末なのだ。つまり今後カメラの主力はスマートフォンになると思うし、なって欲しい。今回の写真もiPhone4sで撮影し、この記事もiPhoneで編集している。カメラもパソコンもいらない。撮影から公開まで、すべて同じ端末からできる。
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iPhone4s(無加工)

もちろん昔ながらのカメラが不要かといえばそうではない。むしろ、昔ながらのカメラはより重要度を増してくると思っている。
いくらスマホのカメラが高性能化しても、より大きなセンサーを積んだカメラには勝てない。逆に、小さなセンサーのコンデジは駆逐されると思う。コンデジが使うような小さなセンサーはスマホでも使えるが、大きなセンサーは物理的に積めない。今後はスマホとの差別化のため、デジカメはセンサーの大型化に進んで欲しい。大型センサーの画質とボケが再認識され、フルサイズセンサーの需要が増えて、安くなれば私が得する。
しかし、最近ではセンサーサイズによる画質の差は狭まり、ボケすらもデジタル処理で再現可能になりつつある。そうなると、そう遠くないうちに大きなカメラは数を減らすかもしれない。なので、カメラは質感や操作性など、より趣味性を増して来るかもしれない。
しかし、いくらスマホが進化しても、再現できない物がある。それが銀塩カメラだ。ひたすらデジタル化が進む今だからこそ、アナログの良さを再認識するいい機会である。とは言っても、これからもフィルム市場はますます縮小していくんだろう。だけど、フィルムが好きな人がいる限りフィルムは無くならないと思う。ポラロイドがそうであるように。