相棒

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こいつと走るときは、カメラを持ち運ばないので写真は残らない。心の中に思い出として残るだけだ。でも、思い出は風化する。この写真が無ければ、こいつとこの道を走ったことを忘れていた。この一枚の写真が、すべてを思い出させる。何をしに走り、どんな道を走り、どんなドラマがあったのか。逆に、写真に残らない多くの道を、私は忘れている。やはり、写真は必要だ。
この自転車を相棒と呼ぶにはいくつか理由がある。自分にとって特別な自転車だからだ。それもそうだ。小さな体に合わせてオーダーした、世界にたった一台の、私だけの自転車。