仕様ならしょうがない?

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シルバーのE-M5とイチャイチャしながら、新しく調達したレンズをテストしていた時だった。
45mmF1.8は前評判のとおり優秀で、寄れない以外は50mmF2の代替になるほど。なんといってもE-M5(銀)に付けたときの格好良さは生唾ごっくんものである。
が、サムヤンの7.5mmF3.5フィッシュアイについては、レンズは優秀だった。シャープだし、寄れるし、とても優秀。だが、E-M5との組み合わせで、思わぬ不具合が見つかった。不具合といっても、オリンパスからは「仕様」という答えが返ってきたわけだが…。

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そもそも魚眼レンズを導入した理由の半分以上が、動画での使用だった。コンツアーロームを買ったものの駆動時間に問題があり、バッテリーの交換もできない。自転車で走行中の動画はコンツアーで頑張るが、自転車に降りてからの動画も撮りたい。なら、E-M5で代用すればいいじゃないか、というとんでもない発想で、超広角レンズの購入に踏み切った。超広角といえばパナソニックの7-14mmがあり、画質も優秀だが、いかんせん高い。オリンパスの9-18mmはコンパクトでいいが、もうちょっと画角がほしい。というわけで安価で手に入るサムヤンの魚眼に手を伸ばしたわけだ。
E-M5の手振れ補正は優秀で、それは動画で真価を発揮する。歩きながらの撮影でもまるで浮いているかのように画面がぶれない。これに魚眼を組み合わせれば、面白い画が撮れる!はずだった…。


発売からずっと溺愛しているE-M5だが、今日始めて知った。E-M5と電子接点を持たないレンズでは、動画中に手振れ補正は働かない。



なぜ?



なぜ?



だって、静止画だとシャッターボタン半押しでは手振れ補正は働くぞ。しっかりブレが収まるぞ。なのになぜ動画ではそれができなくなる?
調べてみると、そういう仕様らしい。仕様ならしょうがない。



いやこれは困った。手振れ補正が効かないとこのレンズの役目は静止画しかなくなる。が、魚眼で静止画なんて撮ることは滅多に無い。手振れ補正が効かないと三脚が必須だが、このレンズのためだけに三脚持ち歩くのも馬鹿らしい。電子接点を持っていれば手振れ補正は働くのだが、かといって純正の魚眼は恐ろしく高いので、それなら広角レンズを買う。
代替を考えたいところだが、予算はすっからかんどころか超赤字である。道楽でE-M5を二台買ったので、余裕があるはずが無い。極力安価に代替を考えると、コンバージョンレンズによるセミ魚眼レンズが有力となる。オリンパスのコンバージョンレンズを買うのが一番安価だが、あの間抜けなデザインがいただけない。パナソニックはPZ14-42mmと14mmF2.5のどちらかを買い、GFC1を買うことになり、少し出費がかさむ。PZ14-42mmは動画に適したレンズだし、導入しても損はしないだろう。14mmF2.5の超コンパクトで高画質、中古なら安価。どちらが言いかといわれれば、PZ14-42mmか?でもそれを買う金でオリンパスの9-18mmもいけてしまうのである。
オリンパスよ、早くファームウェアで改善してくれ。でないと来月も赤字になってしまう…。