うまくいかないシェラカップ炊飯

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E-M5+ノクトン25mmF0.95

今年は休みがとれそうなので、積極的にキャンプツーリングに行こうと思います。ここ数年一泊以上のサイクリングをしていないので、テントと寝袋かついでがっつり走りたい。
実は今週行けたら「しまなみ海道」に行く気満々だったのだが、諸事情で中止。せっかくコッヘルを新調したが、仕方ない。ゴールデンウィークに休みがとれるなら、北海道にでも行きたい。


ちなみに写真はシェラカップで炊飯している様子。コッヘルなら簡単に美味しく炊けるのに、シェラカップ(ステンレス製)はさすがに難しい。コッヘル同様のやり方で炊いたら見事に芯が残ったので、今度は蓋をせずにとろ火でコトコトしたが、まだ硬い。何度か試行錯誤したが、やはりアルミコッヘルで炊くのが一番楽で美味しいという結論に。小腹がすいたときのために作り方を覚えたかったが、多めに炊いて握り飯にしたほうがよさそうである。
(注意)室内でバーナーを使うのはお勧めできません。もし使う際は換気を十分に行い、火事には十分注意してください!

今日のブロンプトン

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E-M5+MZ12-50mmF3.5-6.3EZ

春の温もりが感じられるようになり、いよいよ自転車の季節です。けど、休みの日になかなか天気に恵まれません。
E-M5にうつつを抜かしている裏でブロンプトンにも少し手が加えられ、一番の変化はバーエンドバーの追加です。利点は分かっていながら、ブロンプトンのシルエットには似合わないと分かっていての追加。やはり長距離となるとフラットバーでは限界があり、見た目より実用性をとって追加しました。その効果は抜群で、走行性能5割アップです(当社比)。が、やはりブロンプトンには似合わないので、何か似合うやつがあれば変えたいな。
が、走行性能向上でガツガツ走っていても、ローディーにはあっさり抜かされる。やはりブロンプトンでは走行性能には限界があるので、長距離走るなら素直にロードバイクで走ったほうがいいね。

E-M5レビュー take5「これからよろしく」

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E-M5+MZ12-50mmF3.5-6.3EZ

ある程度撮影に持ち出し、だいぶ評価も固まってきました。なのでE-M5レビューは今回で最後とします。今回はキットレンズである12-50mmもついでにレビューします。
不満はいっぱいある。撮影時にイライラすることも多々ある。人によっては拒絶反応を起こしそうそうなカメラだ。けど、それでも使い続ける魅力がある。
今回の作例はマクロばかりだが、理由は本文で。
E-M5のレビューとは全く関係が無いが、マウントアダプターつけたX-PRO1はなかなかイケメンだね。もうちょっと高級感があってソフトウェアが優秀なら、E-M5でなくてX-PRO1を選んでいたと思う。いやでも、NEX-7といいミラーレスにも写真好きを悩ませるカメラが増え、嬉しい限りだ(財布は悲鳴を上げるが)。

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桜を撮影するのも今回が最後かな?と思いつつ撮影するが、結構しぶとく咲いている。E-M5に限らず、コントラストAFのカメラはこういった被写体にピントを合わせるのが苦手だ。よくピントが後ろに抜ける。E-M5も同じで、なかなか合わないのでMFで合わせるのだが、やっぱりMFは機械式じゃないとダメだ。ミラーレスカメラの誕生で各社新しいマウントを立ち上げているが、ことごとくピントリングが電子式である。需要が無いのだろうか?他にもレンズに距離指標が無かったり、焦点距離の表示も無かったりする。絞りリングはまあ分かるが、レンズがだんだんと素っ気無いものになってきている。
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12-50mmはそんな最新デジタルなイマドキのレンズである。液晶を見ないとほとんどの情報が分からない。指の感触でかろうじで分かるのは、焦点距離が広角端か望遠端か、そしてマクロモードかどうかだけである。使いやすいかどうかで言えば、使いにくい。なら使わなければいいのだが、困ったことにこのレンズ、大変高性能なのだ。
画質は飛びぬけていいわけではないが、必要十分。画角も広角から望遠までカバーし、マクロ機能も備え、そのマクロの画質も悪くない。F値こそ暗いが、AFは高速でバシバシ決まる。そして、防塵防滴。難点を覆す利点を持ち合わせている。なので、その分難点が多いのが残念でしょうがない。インナーズームじゃなくていいのでもっと小さく、焦点距離が外から分かれば「神レンズ」の称号をあげても良かった。最終的な評価は「凡レンズ」。良くも悪くも便利なキットレンズといったところだ。
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しかし、E-M5のFAST AFと組み合わせた際のAFの速さは特筆に値する。特にマクロ域のスピードは過去最高である。今までEF100mmF2.8Lマクロが一番快適だと思っていたが、その称号は現在12-50mmのマクロモードに譲っている。画質や操作性など、性能では圧倒的にEF100mmF2.8Lだが、価格もサイズも倍以上違うキットレンズでこれだけ撮れれば合格点である。これには発売が予定されているオリの60mmF2.8マクロに期待が持てる。
しかし肝心の標準ズームとして見ると凡レンズ。前も述べたが、ウリの電動ズームもパナのX PZ14-42mmという素晴らしすぎるレンズがあるし、同じサイズでオリが14-150mmというレンズも出している。マクロ機能と換算24mmスタート、そして防塵防滴がこのレンズの強み。マクロレンズと広角レンズを持っていて、防塵防滴が必要なければ存在意味は無い。やはりパナから発売が予定されている大口径標準ズームが大本命だ。さし当たって防塵防滴のマイクロフォーサーズレンズはこれだけなので、しばらく使おうと思う。標準ズーム機能つきマクロレンズとして。普段は20mmF1.7とノクトンに頑張ってもらう。
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E-M5は何度も言っているようにいいカメラだ。新しいセンサーと手振れ補正の実力は本物で、これは凄い。OMの復刻だとかEVF内臓だとかよりも、この新センサーと新手振れ補正こそ宣伝するべきだ。いやマジで凄いのよ。新センサーはISO1600が完全に実用範囲で、多くの状況で3200も実用可能。条件次第では6400も問題なく、ブログにのせるぐらいなら12800も大丈夫。画質はアレだが非常用に25600だって選べる。選べるか選べないかは重要だ。あれ?ISO100とかISO50は?という人にはNDフィルターをどうぞ。ぶっちゃけ拡張でもいいから選べればよかったのに…。高感度だけでなく、ダイナミックレンズが大きく向上している。特にハイライトが粘る。飛ばそうと思っても飛ばない。飛ばしたと思ってもパソコンで確認すると階調はばっちり残っている。
手振れ補正の効きは異常で、スローシャッターの失敗が激減している。ローリングブレの補正はデカイ。5段分の効果とは嘘みたいで嘘じゃないかもれしれない。特に常時作動できるようになってので、ファインダーが安定するのは素晴らしい!ボディ内手振れ補正はこれができないからレンズ側がいいと思っていたが、これが実現した今、レンズ側につける必要は無い!とはでは言わないが、マイクロフォーサーズの方向性としては間違っていない。フルサイズセンサーを駆動させるのはまだまだ難しいだろうし。
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ティルト液晶とタッチパネルがあれば、こういったローアングルの写真もらくらく撮れる。ただし横構図限定。人によってはタッチパネルを嫌う人もいるが、私はタッチパネルには大賛成だ。タッチシャッターは快適そのもの。マクロなんかだとコサイン誤差に注意していたが、それともオサラバ。え?こんなに簡単に撮れていいの!?むしろ今時タッチでシャッター切れないとか終わってる、とも思っている。
しかしタッチパネルも万能ではない。こういう構図だとピントが抜けることが多々あるので、結局MF頼みである。が、パナ機だとMF時距離指標を表すゲージが出てくるのだが、オリ機だとそれが無い。今最短撮影距離なのか、無限遠なのかは分からない。なぜパナにできてオリにできないのか。撮影に必要な情報はなるべく見せて欲しい。
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私のメインカメラは今後E-M5となる。荒削りで、これまで主力だったEOS5D2とは完成度に大きな差がある。撮影のレスポンスや操作性、吐き出す画。最終的評価はEOSを超えることはできなかった。が、EOSは撮影時それなりに気構えがいるし、なにより持ち運びが苦痛だ。もうちょっとラフな運用をすることとなると、私にはマイクロフォーサーズで十分だ。頼りなかったマイクロフォーサーズの中で、こいつとならやっていけそうな気がする。
が、EOSの後継となるには足りないものがある。それが高性能なレンズだ。12-50mmではEF24-105mmF4Lのような信頼がおけない。単焦点と広角には優秀なレンズが揃うマイクロフォーサーズだが、標準と望遠(超望遠を除く)には優秀なレンズが不足している。キヤノン大三元とまでは言わないが、せめて小三元のような、E-M5の性能を引き出すレンズが増えて欲しい。
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という感じでレビュー終わり。今後はメインとしてガシガシ使っていきます。最後にE-M5を予約してまで買って良かったかどうかを言うと、正直後悔している。というのも、私は黒だが、銀も結構いいじゃん。というわけで、銀を買っときゃ良かったかなーということで後悔している。12mmF2とか45mmF1.8とか導入したいけど、色がね〜…。











(おまけ)
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撮影中に出会った来訪者。いや、私が来訪者か?物音がしてとっさに撮ったのだが、撮れてるものだ。

その土地のいつもの光景

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E-P3+G20mmF1.7

この写真を見て違和感を感じる人はいるだろうか?モノクロだとかコントラスト高いとかじゃなくて、風景で。
私はこの風景を見て違和感を感じたが、その答えが分かるのに少し時間がかかった。その答えとは、遠景に山が無いことだ。霧で見えないとかじゃなくて、無いから見えない。日本であまり見られないものが地平線である。こと海外では土地が有り余っているので、地平線などあって当たり前。けど日本ではあまり見ることがないので、違和感を感じるのだ。ロケ地は昨日に引き続きベトナムだが、こう見ると、大陸ってやっぱりでっかいなーと思わされる。

日本の食事は世界一ぃぃぃ!

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E-P3+G20mmF1.7

写真はベトナムで食べた何か。仕事で海外には10カ国以上訪れているが、分かったことは「飯は日本が(ぶっちぎりで)一番!」ということ。ただし海外から帰ってくると、物価の高さに驚く。食事は100円出せば腹いっぱい食えるほど物価が安い国が多い。ただしその代償として衛生面が悪く、多くの人がトイレからの脱出が困難となる。そうならないようにホテルなどのちょっと高めのレストランに行くわけだが、もちろん高い。高いといっても日本に比べれば半額ぐらいなので財布への負担は少ない。
日本ではイタリアンやフレンチが高級料理のイメージだが、海外では日本食が高級料理。半年以上海外にいると、何度も日本食が恋しくなり日本食レストラン赴くのだが、いくら物価の安い国だろうとお値段日本と据え置きだったりする。嘘くさい料理で美味しくないのに高価。けど食べる。
ちなみに私が世界で一番美味しいと思う料理は「たまごかけご飯」です。これはガチ。

E-M5レビュー take4「ここが変だよE-M5」

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E-M5+MZ12-50mmF3.5-6.3EZ

レビューと言ってももう書くことは無いのだが、惰性でtake5まで続きます。これまでE-M5のいいところばかり書いていたので、今回は逆に悪い面。
E-M5はやはりオリンパス製のカメラなので、完成度の低さはオリンパスクォリティです。オリのデジカメはE-1から知っているが、E-1のデザインや剛性、操作性といったカメラとしての出来の良かった。が、E-M5はなんというか、迷走っぷりマジぱねえっす!という感じだ。操作性はオリンパスのデジカメをいくら贔屓に見ても悪く、デザインをPENシリーズと分けたおかげでレンズとのマッチングもとれていない。というかPENシリーズもデザインが二転三転しているからどうしようもない。標準レンズの数がE-M5までに何本出たかは数えるのも馬鹿馬鹿しい。
しかし、個人的に最もE-M5で困ったことは、他ならぬアレだ。

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E-M5+G20mmF1.7

E-M5のウリはEVFであるが、実は最大の難点がこのEVF。とにかく、EVF周りの完成度が低い。時々E-P3にVF-2を付けた方が使いやすかったと思うほどだ。そう思わせる要因はアイセンサーである。このブログでもなんどか紹介しているが、とにかく敏感なのである。ファインダーの後ろに少しでも近づくとすぐにEVFに切り替わるのだが、それだけならまだしも鈍感なのである。敏感なのに鈍感という分けが分からないアイセンサーだが、どういうことかというとEVFの表示がトロイ。ファインダーを覗こうとすると敏感なアイセンサーが働いてEVFに切り替わるのだが、なかなか表示されない。目を離してEVFから液晶に切り替わるのもやっぱり遅い。こうなるとどうなるかというと、敏感なアイセンサーで勝手に切り替わった後、しばらくまったく操作できない時間ができる。
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本当にこのアイセンサーに困ったもので、特に問題となるのがローアングルで撮影するときである。ローアングル時にはE-M5のウリであるバリアングル液晶を傾けるわけだが、この際タッチパネルはほとんど使えなくなる。理想の使い方としてはカメラを地面すれすれにして、タッチシャッターを切りたいのだが、これが非常に難しい。タッチしようとすると確実に敏感なアイセンサーが反応してEVF表示に。もちろん液晶は無反応になる。いや、液晶ティルトさせた時点でファインダー覗けないんだからアイセンサー切っとけよ、とオリンパス開発陣に言いたくなる。タッチシャッターを活かそうとすると、アイセンサーに反応しないように器用に液晶をタッチする必要があるのだが、最近は面倒なのでアイセンサーそのものを切るようにしている。
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E-M5+MZ12-50mmF3.5-6.3EZ

EVF周りでオリンパスが慣れてないと思わせるのはアイセンサーだけでなく、他にもいろいろある。絶望的なのはEVFで再生できないことだ。いや、できるけど、すごい面倒。屋外だといくら「オリンパスが絶対の自信を持つ有機ELパネル(笑)」といえども見え辛くなる。そこでEVF機の真骨頂、EVFで画像の確認をするわけだが、再生してファインダーを覗くと自動的に撮影モードに復帰。やったね!
いや待て、と声を大にして言いたいが、出来ないわけではない。先に述べたように面倒なだけだ。手順としてはまずアイセンサーを切る→再生ボタンを押す→EVF切り替えボタンを押す、という流れになる。面倒でやっていられない。この設定をして、EVFだけに表示させようとしても、再生ボタンを押すと強制的に液晶に表示される。その度にEVF切り替えボタンが必要。ね、面倒でしょ。アイセンサーを切るという操作がまず時間のかかる作業なのだが、割愛する。
これで何が困るって、画像を確認してピント確認しているとき、敏感なアイセンサーが反応して再生モードが解除されること。また再生ボタンをおして拡大をやり直す羽目になる。
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E-M5+PL14-150mmF3.5-5.6

という具合に、ぶっちゃけ撮影中イライラします。一度の撮影で一度や二度ならまだ我慢できるが、二度三度どころか10回20回はやるので。解決策としてはとしてはアイセンサーを切ることなのだが、それならE-P3+VF-2の時代と変わらないじゃん、というオチである。
ここで少し視点を変えて、パナソニックはどうしているか見てみよう。パナソニックはとても軟派なイメージがあるが、ことカメラ作りに対しては極めて硬派だ。だいぶ古いDMC-G2でさえ、上記の不満は一切無い。切り替えは早いし、再生モードが解除されることはないし、快適そのものである。EVFの画質が悪い(特に黒の発色)という弱点があり、積極的に覗きたくならないのが難点。
個人的にはなぜE-M5でファインダーを覗いたまま再生できないのかは理解に苦しむ。
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EVF以外では何があるか。やる気の無いボタン、グリップをつけると交換できないバッテリー、頻繁に起きるフリーズなど、あげればキリが無い。とりあえずフリーズに関して述べておくと、フリーズは一度の撮影で1回から3回と、結構な頻度で起こる。特に電源入れっぱなしで移動しているときに起こりやすい。というかそれ以外では起こったことが無い。復帰方法はバッテリーを抜くことなのだが、その度にグリップを付け外しするのは手間であった。対策として電源のオンオフをまめにすることだろうか?発生条件については分からないので公式発表を待ちます。
いろいろ使ってみて、総合的な完成度はパナのGH2の方が上だなーと思う。あっちはハードキーがいっぱいあるし、ただでさえ優秀なパナのレンズの性能をさらに引き出すことができるし。ミラーレスならNEX-7が上、マイクロフォーサーズならGH2が上、本気モードならEOSが上、趣味ならR-D1が上。と、とても微妙な立ち位置にいるのがE-M5です。
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そんなE-M5だが、世話のかかる子ほど可愛いと言いますか。そんなとこも全部ひっくるめて大好きです。

E-M5主戦力化計画!

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E-M5+MZ 12-50mmF3.5-6.3EZ

先日サブカメラを用意するしないの記事を書いていましたが、結局E-M5一本勝負にすることにしました。行きなれないコンデジコーナーに赴き、一通り触ってきて、そういう結論に至りました。出始めの防水デジカメの性能は悲惨なものだったが、いやいやどうして、新しいカメラは起動もAFも早いし、高感度も画質も良い。露出補正などの反応は許容をはるかに下回るレスポンスだったが、そんなに操作するものじゃないから無視する。つまり要求する性能は持っていたが、「もうE-M5だけでいいや」という気持ちになったので、購入計画は無かったことに。
てなわけで、今後はメインもサブもE-M5。さて、いらないカメラをダンボールに詰める作業を始めるか。
以下、どうでもいい駄文。

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ここに並んだレンズは何か。答えは撮影時に持っていくレンズの候補。超便利ズーム兼マクロレンズの12-50mm、高画質担当50mmF2、ボケ担当のノクトン25mmF0.95。これにボディキャップ代わりにパンケーキレンズでもつければ、抜け目の無いいい感じだ。が、内2本がE-M5の高速AFの恩恵が受けられないのは問題だろう。パンケーキレンズにしても、17mmF2.8は小さくてE-M5にも良く似合うが、20mmF1.7という高性能なレンズがあるし、20mmF1.7にしても25mmF0.95という化け物じみた性能のレンズがある。25mmF0.95と用途がかぶるので、14mmF2.5を導入するか?と思えば、PZ14-42mmという魅力的なレンズもある。PZ14-42mmを導入したら12-50mmの役目が半分ぐらいなくなるし、12-50mmが無くなると防塵防滴のマイクロフォーサーズレンズが無くなる。標準ズームである12-50mmを中心としてシステムを組みたいので、それはできない。
という具合に、レンズの選択はまだまだ迷ってます。迷う原因が12-50mm。使いやすい画角に悪くない画質、マクロモードに高速AF。非の打ち所が無いようで非ばかりで、焦点距離が液晶見ないと分からず、何より全長が長い。上の写真を見て分かるように、マイクロフォーサーズとしては長いノクトンより長く、アダプターをつけたフォーサーズレンズより長い。他のシステムと比べればはるかに短いのだが、パナがPZ14-42mmなんていうとんでもないレンズを発売し、オリも同じ大きさで14-150mmというレンズを発売している。とても魅力的な二つのレンズだが、困ったことに12-50mmも防塵防滴だったりと別の魅力を持っている。
そう、マイクロフォーサーズには「標準レンズの決定版」が無い。私のシステムの組み方はまず標準ズームがあり、それを補佐するレンズを組み込んでいく。基本的にまず望遠を足し、次にマクロ、広角と続く。12-50mmの場合、望遠を足したいところだがデジタルテレコンの助けで換算200mmの撮影が可能で、望遠はカバー。マクロもマクロモードでカバー。広角も換算24mmがあれば十分なのでOK。12-50mmの弱点は明るさなので、25mmF0.95と50mmF2でカバーしたのが上の写真の組み合わせ。
参考までにPZ14-42mmだと、PZ45-175mmを組み合わせていたと思う。M14-150mmだとM9-18mmを組み合わせる。という感じで、基本となるズームレンズが変われば組み合わせるレンズも変わってくる。これがキングオブ標準ズームレンズであろうEF24-105mmF4LISになると、一本で広角も望遠もマクロもボケもなんでも来い!*1というレンズなので、何を組み合わせても問題は無い。だいたい単焦点をなにか組み合わせるが、そもそもレンズが重いので交換レンズを持ち歩かないことが多い。それでもなんとかなるから凄い。今、マイクロフォーサーズには、そんなレンズが無い。広角はG7-14mmF4という素晴らしいレンズがあるが、標準と望遠はどれもこれもパンチが足りない。パナの大口径ズームが発売されるのを今か今かと待っている人間のぼやきでした。


個人的には20mmF1.7と45mmF1.8の組み合わせがベストだと思うのだが、45mmF1.8の再入荷はまだかい?

*1:望遠の弱さはトリミングでカバー